仙台駅東口から西口に抜ける地下通路はいつもより人が多い。 しかもほとんどが俺と同じ方向を歩いてる。 聞こえてくる会話は、たまに聞き慣れない方言だったりする。 ――――――――妙だ。 と、突然。シゲさんのいつもの丁寧で明るい声。 「水嶋~今日からだってさ~。光のページェント」 ドクン! 地響きにも似た鼓動が身体中を一瞬で駆け巡り、それと同時に、冷や汗が額を滲ませた。 ヒカリ ノ ページェント……。