誰だ? 郵便か? まさか…………? 茉莉子? 茉莉子なのか? 急いでケータイ灰皿を取り出し、吸いかけのタバコを消しながら、玄関へ走る。 それまで穏やかだった胸の鼓動が、急に16ビートのように速まる。 気持ちが逸るせいで、鍵を解く手が微かに震える。 ………ガチャ! 「茉莉子!!」 「……………あ………」