次から次へと、溢れてくる
茉莉子と過ごした時間
茉莉子と交わした言葉
茉莉子が書いたルーズリーフの一文字一文字
茉莉子が流したひと筋の涙
茉莉子を抱き寄せ重ねた唇
茉莉子とひとつになれたホワイトクリスマス
思い出になんか、したくないのに。
『必要な時に、神様がちゃんと二人を引き合わせくれるから―――――』
今は、俺にとっても茉莉子にとっても、必要な時じゃないから、神様は引き合わせてくれないのか?
そんなの神じゃねぇ。
鼻紙にもなんねぇよ。
本当の愛を知ることができたのに。
俺たちはこれからなんだよ。
どうして…………。
どうして、いなくなるんだよ。
何処に行ったんだよ。
それとも、最初から“茉莉子”は存在しなかったのか?
俺が見た、幻想なのか?
天使なのか?
茉莉子、お前は一体誰なんだ?
いい加減、教えてくれよ……………。



