ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】



お吸い物を半分ほど啜り、堪能。

づんだ餅に箸を付けようとしたその時。


「衣理、あんた、彼に愛されていることは愛されているんだろうけど、近くにいながら文字だけ、電話だけってどうよ?」

ドキッ!!

低い口調で訊ねる栞。
核心にイキナリ触れてきたよ………。


「うんうん、忙しいのはわかるけど、ちょーっち衣理カレ、自分勝手すぎるんじゃない?衣理も衣理だよ、カレに遠慮し過ぎてるトコ、ない?」

腕組みのチャコの面持ちも、厳しい。


親友のスルドイ突っ込み………。

またまた困惑。


二人の視線が痛い。


隠し切れたもんじゃない………。




「…………栞とチャコの言う通りだよ………。ホントはね………いつもシンに会えなくて寂しいよぉ……………」



項垂れていたら、涙がポロリと、膝に落ちた。




冷たい………。