「―――――私としては、水嶋さんを右腕として、直ぐにでも来て頂きたいと真剣に思っております。診断士になる為の学費とかは負担しますし、給与も見合う額以上をお渡ししたいと考えております!」
シゲさんが、深々と頭を下げた。
俺は、“頭上げて下さいよ”と、シゲさんの顔を覗き込んだ。
「………先生、買い被り過ぎですって………私は、山路先生が思っているような、出来るヤツじゃないですし、ましてや学費頂いてまでなんて………そんなこと出来ませんって」
「―――――確かに、水嶋さんは今、会議所にて重要なポジションにいるにも拘(かか)わらず、急に私の勝手なお話で困惑させてしまって申し訳なく思っております」
「………先生………」
顔を上げたら、シゲさんの真剣な瞳と合った。
俺を見詰める真っ直ぐな瞳――――――。
どうしたらいいんだ………俺。



