ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】



「俺、見た目は飲めそうに見えるらしいんすけど、実はあんまり………顔にも赤く出ますし………。あ、付き合い程度なら飲めますし、酒自体嫌いな訳じゃないですから」

「そうなんですかぁ………何か意外ですねぇ」

そう言いながら、またビールを口にする。
それも美味そうに。
ビールのCMとか出たら、画(え)になるだろうなあ………。

何か、羨ましい。


おっと、本題本題っと。


「―――――ところで先生、俺に話って………」


シゲさんが、グラスをゆっくり置き、俺を見る。

その表情は、専門家派遣やセミナーの時に見せる表情とは違う、本気顔―――?

俺はそう見えたし、感じた。


「実は、この秋にでも、私の事務所を埼玉から仙台に移そうと思っていまして………」