“いくら彼女でも、お楽しみに残してたウニを横取りしおってぇ~!!食いモンの恨みは恐ろしいっちゃ~!”
“ボケっとしてるからよっ。スキありすぎだよ、シン”
“こんにゃろ~!”
“キャー!”
………なんてふざけた合ったり。
プロポーズして、OKしてくれた後だからだろうか。
エリに関わる全てが嬉しくて、心地よかった。
あの日。
両耳には、プロポーズの時に渡した、ティファニーのエロンゲイテッド・ティアドロップのピアスを、早速付けてくれていたね。
嬉しかった。
それから、俺と会う時は必ず付けてきてくれる。
しかし今夜、そのピアスを付けた彼女と約束を破ってしまった。
「ゴメン。ホントは、俺も逢いたいんだよ 」
自分にしか聞こえない声で、呟いた。
そして、複雑な思いのまま、寿司屋の扉を開けた。



