「衣理ちゃんって、お酒飲めたんですか?水嶋は付き合い程度しか飲まないから………」
「………それが、かなり酒は好きで………エリはいつもビールばっかり。締めにウイスキーとか飲んだりして………。酔って介抱してやるどころか、逆に俺が介抱されたぐらいにして」
「アハハ~そうなんだ~」
ケラケラとシゲさんが笑う。
そんな俺は、ただただ苦笑。
「―――――しかも、たまにタバコ吸ったりして………」
「えっ?そうなんですか?」
「……………そうなんです。ごくごく稀に………いつ頃からだろう?………ああ、それこそ、じいさんが死んだ後ぐらいからかな………」
「水嶋はタバコ、全くダメでしたよね?」
「ん………タバコの煙も臭いもダメ。だから、エリが吸いはじめた頃、注意したんですが………何度か注意して、やっと俺の前では吸わなくなったんですが、たまに会ったり、大学校の休みで仙台に帰って来たりすると、タバコの残り香がついていたり………」



