ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】



エリの潤んだ瞳

涙が頬を伝った跡

耳元に微かに揺れる銀のピアス

すべてが、雪の光に照らされて

―――――時折、輝きを見せる。


嬉しい涙は悪くはないけど、やっぱ、もう、エリを悲しませたりしちゃダメなんだ………。

「ありがと………シン………ずっとずっと大切にする………」

エリが、揺れるピアスを指で弄ぶ。


「………このカタチ、あんまり見たことないね……あのハート型のは有名すぎるくらい有名だけど………」



「ああ………エリも俺と同じで、人があまり持ってないようなのが好きだからな………悩んだよ………これは――――」



俺は、エリの左耳に唇を寄せた。