「………お互いの親には、一先ず、来月の試験が終わってから話をしよう。そして………診断士の資格取って………一人前の男になって、それから迎えに来るから。俺の………ワガママを許してくれ………」
「―――――いいよ………アタシも、自分琢(みが)いて、シンが迎えに来てくれたトキ、見違えるくらいの“イイ女“になるから………」
俺の胸から離れ、真っ直ぐ見つめるエリは、涙ながらに微笑んでくれた。
「……………楽しみにしてる。俺好みの飛び切りのオンナになって待ってて」
「……………ん~、シンの好みは人一倍、いや、二倍?うるさくて………アタシもイロイロ大変だわ~」
クスクス笑いながら、俺をからかう。
「うっさいわ!」
そう言って拗ねたフリして、また、抱きしめ、髪を軽く撫でた。
甘いコロンの香り。
もう、離さない。



