ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】

エリと付き合い始めてから3度目の光のページェント。

その年の光のページェントは、仕事の帰りに、横目で見る程度。
一人で見ても、ちっとも心が躍らない。
バカバカしくて、つまんねぇったらありゃしないかった。

何度電話しても、メールしても、つかまらない。

拒否されていた。

今までは、俺が忙しくて、電話とか、メールとか疎(おろそ)かにしていたことが殆ど。

それでもエリは、毎日、メールをくれた。

俺が返事できなくても、毎日、くれた。


>シンへ

>今日もお仕事お疲れ様♪


エリのその日あった出来事が綴られてあって。
絵文字で溢れていた。

そして、最後には決まって。


『>シン、大好き。』


当たり前のように毎日貰っていたメール。

それがパッタリと途絶えて、日毎、不安にさせられた。



エリに“釣り合わない”って言われて半月後―――。

このままフェードアウトさせるのが嫌だった俺。

定時で無理矢理終わらせた仕事帰り。

意を決して、エリの勤務先の美容室まで行ったんだ。