ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】


――――――初めてエリに逢った時、

今までにない、インスピレーションを感じた。

その時すぐ、エリの笑顔の奥に潜む、翳(かげ)りに気付いた。


“このコが、俺の側で、いつも笑っていてほしい――――――”


ただ、それだけだったあの頃。

ただ、純粋に、好きで、好きで、好きで、たまらなかった。

あんなに好きだと思ったコ、今までいなかった。


―――――あの時の俺の、エリに対する“好き”という感情。

感情のままに、告白して、

感情のままに、唇奪って、

感情のままに、露わにさせた肌が熔けるほど抱いて――――――。

自分勝手に、「エリは俺だけのモノ」

彼女を………

いや、彼女だけじゃない。

今まで自分が惚れてきたものを、“所有物”にすることが、俺の愛し方だった。

自分が今まで生きてきたこと全てが、“正解”。

そう、全てが。