ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】

「何か親父は企んでいるみたいだけど、俺は、俺の道を、これからも進むつもりだから。見合いなんてするつもり、更々ねぇし。今すぐじゃなねけど、いずれエリと一緒になりたいと思ってる。悪いけど、エリの事は認めてもらうから」








怖いくらい、部屋が静かになる………。

静かすぎて、耳がキンキンするくらい。

耳が慣れてきたら、坪庭からの水流の音が、微かに聞こえ始めてきた。

シンは、おとーさんを睨みつけたまま、静かに腰を落とした。





シンが、“今すぐじゃないけど、アタシと一緒になりたい”って言ってくれた。




でも、なんだろ?




喜んでいいハズなのに。


嬉しいハズなのに。






ときめかない。