「商売だけじゃありません。恋だって、飽きないから面白い。恋が飽きないうちは楽しいでしょう?」 「!!」 俺は思わずグラスを置いた。 「水嶋」 「……はい」 一瞬のうちに、じっとりと、妙な汗をかいた。 「飽きがくる恋を、させませんでしたか?」