――――――ホント、子供みたいな彼。

何だか放っておけなくなる。
8つもアタシより年上なのに、年下に思えてくる。
甘える子猫のような彼―――――。

愛しくなる。


アタシも…………早くこうして抱きしめられたかったんだよ。

ココロの中で呟き、そっと彼の背中に両腕を回す。



「……………アタシも、ひとつになりたい」
いつになく大胆発言!
言っちゃった言っちゃった!

彼が、このシチュエーションがそうさせているんだ……そう、自分に言い聞かせる。