ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】

「何も、予定を端折ったっていいワケだし」

そのまま、部屋のダブルベッドにアタシをゆっくりと降ろした。
窓からの青白い夜景が二人をぼんやりと照らす。水嶋サンの輪郭が白く浮き立っていた。

いつになく真剣な眼差し。
ドキドキが、大きなうねりをあげてくる。津波のように。
……息ができない。
痛くて真っ直ぐ見詰めていられないから、ふいに目を逸らす。





「………抱いても、いい?」
「え?」




「アイツがどうこう関係なく、エリを抱きたい………俺だけのエリにしたい」

そういいながらも、既にアタシをギュッと、抱きしめていた。


なんて直球…………。