「疲れ…?定時…?」 あ、しまった―――… 「凌駕に何を言われた?」 「なッ、何も!」 ヤバい、噛んだ。 明らかに、挙動不審。 「何を言われた?」 声が低くなり、目付きが鋭くなる。 怒りが、ひしひしと伝わる。 「何も、言われてない…」 思わず下がる、音量。 怖くて、直視できない。 顎を掴まれ、視線が重なる。 剰りに強いそれに怯み、目を游がせてしまった。 「本当に何も、無いんだな?でも、凌駕には会ったんだな?」 ああ、そこから否定しなきゃダメだったのに……