その日からあたしは“女”であることを棄てた。 女でいることがあたしを苦しめる。 でも、今の状況は気休めでしかない。 それでも、止めることは出来なかった。 あたしの回りは常に、何人もの女の子が取り巻いていた。 既に、抱いてしまった。 臨まれるままに。 その場しのぎで。 あたしは変わった、と云われる。 でも、自分を護るためにはこれしかない。 今は。