だって、あたしには初めての経験だったから。 内心、かなり喜んだ。 でも、そんなことを気取られたく無くて、一生懸命冷静さを装った。 学校の近くのクレープ屋さんに行って一緒に食べたあと、電車通学だという葵子を送ってから家に着いた。