それに……





『お前の初めては俺がもらうからな。』



「っ〜〜!!」


私はしゃがみ込んだ。

本当になに言い出すのよ……。

恥ずかしさで顔が火照る。


初めてって………


「ばかぁ……」


そんなことまだまだ先でいいのに。


ただ……


さっき沖田陸にされたことを思い出して、

なんとなく沖田陸としている光景が頭に浮かんでしまう………



「本当に怖かったんだからぁ……」


あんな鋭い目をした沖田陸を見たの初めてだよ。


でも、今回のことでわかったこと……



沖田陸は本気だ………


本気で私のこと想ってくれてる………


だからあそこまで怒ったんだ……



どうしよう。

本当にあの人のことで頭がいっぱいだ。



沖田陸の思うがままになってる…………