いとしのネコミミ騎士(ナイト)さま!! ~イケメン騎士軍団と砂の国~

シュリは死なない。
死ぬわけない。

そうじゃなきゃ、こんなテープをあたしに渡すわけないんだもん。


だから、あたしはやるんだ。
絶対に来てくれる。

シュリのために、あたしはやるんだから!


テープを枕元に再び戻す。

そのとき、部屋の鋼鉄の扉が重たい音を響かせ、開いた。


あたしは何事もなかったかのように振り返った。


中世ヨーロッパ風の黒い正装衣に身を包んだ王子はニコニコ、ニコニコ。
満面の笑顔を浮かべてる。

まるで、なにもなかったみたいに。

「さすがに姫だ。
この世のものとは思えないほどに美しい」

上から下まで。
あたしを舐めまわすように見てから、シュラは言った。


これのどこが美しいって言えるのか。
おまえの眼は節穴か!

って叫びたい。


でも、とりあえず我慢よ、ユナ。

笑って。
笑って。

そう、嬉しそうに笑うのよ。