いとしのネコミミ騎士(ナイト)さま!! ~イケメン騎士軍団と砂の国~

「ユナ、行くぞ」

物々しい足音に、シュリがそう言ってあたしの腰を引き寄せた。

「しっかり掴んでろ」
「うん」

あたしはギュッとシュリの首に巻きついた。

「ユナ。
……締めすぎだ」
「ごめん!」

急いで力を緩めると、シュリは苦笑した。

こんなときで不謹慎かもだけど。


シュリのこの顔、すっごく可愛い!!


っていうか。
緩めた腕の間にシュリの顔がある。

息がかかるほど近くに、大好きなシュリ。


「あっちに帰ったら。
覚悟しておけよ」
「えっ?」

なにを?
なにを覚悟するの?

すごーいお仕置きが待ってるってこと?


質問を遮るように。
シュリの体は高く飛びあがった。

あたしが諦めていた、あの遙かに遠い天窓をひとっ飛び。

外はあの、なんとも言えない生暖かい風が吹いている。