いとしのネコミミ騎士(ナイト)さま!! ~イケメン騎士軍団と砂の国~

「シュリ!!」


あたしが彼の名を叫ぶか、叫ばないかの一瞬のうち。
彼の大きくて、熱い手が伸びてきて。
あたしを丸ごと包み込んだ。


胸が早鐘を打っていた。
耳に心臓があるみたい。
ドクドクドクドク。
音をたててる。


これ、夢じゃないんだよね?
シュリなんだよね?


シュリに聞きたいこと、いっぱいあるのに。
声にならないよ!


「無事だな!
よかった……」


見上げた彼の顔。
見た事ないほど緊迫してる。


あたしのこと、心配してくれたの?
すっごく、すっごく心配したってこと?

これ、夢じゃない。
夢なんかじゃない!

この熱い温度は、シュリだ!