いとしのネコミミ騎士(ナイト)さま!! ~イケメン騎士軍団と砂の国~


「ほら。言った通りになっただろう? はじめから、この男はこうするつもりだったんだよ、ユナくん。キミの力が戻ったら、ボクにキミを受け渡すって。

ま、一筋縄ではいかない男だけどね。下級の魔族なんて瞬殺するくらいの力は残して、ボクをここに引き入れた。その力のせいで、ボクも力を拘束されてるくらいなんだから」


しかめっ面した先輩の言葉に、カレンは肩をすくめて見せた。


「カレンの手引き? はじめからって? どうしてこんなこと! あたしのこと、騙してたってことなの!?」


問い詰めるように胸倉をつかみかけるあたしの手を、カレンは簡単にすくい上げた。

それからまた、ぐっと胸の中に引き入れると、耳元で囁いた。



「あの子の気持ち、確かめるチャンスです」