体が鉛みたいに重い。

だるくて、だるくて仕方ないにの、頭だけは妙に冷めていて。

ベットに横になってるのに、全然眠れなかった。


眠れない原因はシュリ。


彼のあの目が頭にチラついて。
目をつむっても、つむっても、どうやっても眠れない。


どうして急に突き放すような態度になっちゃったんだろう?

自分で突き放しておきながら、なんであんなに辛そうな目をしていたのかな?


本当に、彼にとって、あたしは要らない存在になっちゃったのかな?


あたしは重たい体を引きずるように、ベットから起き上がった。


頭が痛い。

片頭痛がひどくなってる。


ゆっくりとベットを降りて、あたしは静かに部屋の扉を開けた。


いつもなら、部屋の外で警護してくれているシュリの姿はそこになかった。


もう、守る必要もないってことなのかな?