「それにしても、姫様。無茶をなさいますね」
苦笑しながら、クラウスはあたしの右肩に触れた。
「痛ッ!」
「ずいぶん腫れているみたいですね。城に戻り、冷やしましょう。大丈夫。すぐに腫れも引いて、痛みもなくなります」
クラウスの言葉に、カレンの顔色が変わった。
彼はすぐにあたしの前まで進んでくると、膝をつき、深々と頭を下げた。
「申し訳ございません。すべて私の責任です」
「そそそそそんな。あたしが悪かったんだし。全部カレンの責任だなんて」
「いえ。どんな小さな危険からも姫様をお守りすることが我らの勤め。
それが果たせなかったのですから、それは責任者である私の落度なのです」
「カレン……」
「今回、このような失態を犯したシュリには、厳罰を与えます。どうぞ、ご容赦を」
「ちょ!厳罰って。シュリはあたしを守ろうとしてくれたのに」
「いいえ!」
カレンはいつになく声を荒げた。
「姫様に怪我を負わせただけでなく、病に侵されたか弱き民に向かって、刃を向けました。これは国の民を守る騎士としての誓いを犯す行為です」
「それは、あたしを守ろうと」
「それだけではありません。魔人化まで、彼はしようとしたのです」
「マジンガー?」
あたしの両親が、昔なつかしテレビアニメっていうような番組で。
『見てた、見てた。なつかしー』なんて言っちゃってた。
スパロボってこと?



