足元を積る砂を両手ですくい上げてみる。
日の光に、砂が乱反射してキラキラ輝いてる。
この砂は誰のものだったのかな?
どんな最期だったのかな?
苦しんだのかな?
つらかったのかな?
それとも、やっと自由になれたって思ったのかな?
胸がチクリと痛む。
想像しか出来ない。
でも、人の死は悲しい。
それだけはわかる。
「痛っ!」
固いもので肩を思い切り殴られる。
「ユナ!」
あたしの小さな叫び声に、シュリが駆け寄ってきた。
振り返った先に、十歳くらいの少年が立っていた。
手には長い木の棒を持っていた。
手足は瘠せ細っていて、目の周りが大きくくぼみ、くまになっている少年。
彼はギラギラ、敵意むき出しっていうかんじであたしを見てた。
「触るな!」
「え?」
「汚い手でオレの弟に触るな!」
弟?
辺りを見回してみるけど、それらしい子はいない。
「あのね、ボク? 弟さんなんてどこにいるの?」
「ふざけるな!」



