ラブホテルというところは、朝も昼も夜もない。
外の自然光度がさっぱりわからない。

光が一切入ってこない部屋の造りは、朝でも夜を作れるし、夜でも朝を作れる。

部屋には時計もなかった。

私は枕元に置いていた携帯で、時間を確認。

8時を過ぎていた!

えぇぇ! どうしよう!

今から急いでも、完全に遅刻だ!

でも急がなくては、今日から新メニューのフェアが始まる。

  絶対に休めない!

ベッドから降りようとした時、力強い手のひらで、私は手首を掴まれた。

そのまま、引っ張っられるがままに、ベッドの中にUターン。

「駄目よ、急がないと!仕事が、今から急いでも、もう既に遅刻だけど、休めないのよ!佐々木君離してよ!」

佐々木の力は容赦を知らなかった。

ホテル備え付けの薄いパジャマ…乱暴に剥ぎ取られ…熱い体が私の上に重なる。

私の秘部は、新メニューフェアに逆らうように…濡れ…溢れ…そして佐々木を欲しがる。

私の抵抗は…佐々木にかかると、実にか弱き物……赤子が手をひねられるように……。