「ここら辺、滑るから気をつけろよ」 昔、兄貴に言われた言葉をそのまま発していた。 「うん…大丈夫」 流石肉体派。などと軽口を叩きながら進んだ。 どうせ頭は悪いよ~だ。 なんて言いながら軽く笑っていた。 瑠菜にはまだ先ほどの影が残ってはいたが多少でいつもの調子に戻りつつあった。 「もう少し…」 岩場に入り20分くらいは歩いただろうか。 そして、俺達の目の前に広がった光景は…。