『…で、でもよく考えたら今って授業中だよね?

裕也何でここにいるの??』




「あ、あぁ…お前が『裕也のばかー!!』とか言うから先生に話してた事バレて、探して来いって言われたんだよ」




『ご、ごめん;』




「別にいいよ。おかげで柚とゆっくり話せるしな♪」




『う、うん!』




「ところでお前、今日何で遅刻したんだ?

和樹が何であんなとこに居たんだって聞いてたけど、あんなとこってどこ??」




『あっ、それは…
昨日の事があったから気まずいなぁと思って……公園のところに座って、学校どーしよーか迷ってたの…;』




「昨日の事?」




『っだ!だからキ…キス!!』




「あー。ってかお前そんな事で学校サボろうとしてたのかよ」




『そ、そんな事って…

あたしにとっては大変な事なの!!……ファーストキスだったんだから…』





最後の言葉は裕也に聞こえないように、小さな声で言ったはずだったんだけど…





「えっ?マジ??ちょー嬉しんだけど!
俺が柚のファーストキスの相手になった訳だぁ〜♪」