加奈子は大学生の時から、少しルーズなところがあった。

…しばらくして加奈子の姿が見えた。


「…ゴメン！！遅れて…。」

「それで…話って何？」


時間もないから、本題に早速入る。

少し間を置いてから加奈子は口を開いた。


「…あのね…亮君…私達、もう１回…やり直せないかな…？」

「お前っ…何言って…。」


予想もしなかった話に焦った。


「…私、ずっと亮君のことが忘れられなかった…。別れてからも好きだったの…。」

「今さら…そんなこと言われても…俺には彼女がいる…。」