-ガラッ


「いつの話だよ。」


ドアが突然開いたと思ったら、三緑さんだった。


話聞いてたのね。


「三緑....」


おじさんは、呟くように名前を呼んだ。


まさか、現れるとは思ってみなかったのね。


「勝手な思いこみで、柚希と雄一くんを引き離すなよ。
俺、親父を一生恨むからな。」


三緑さんは、それだけ言っていなくなった。


てか、私と雄一を応援してるの。


嬉しい。


「そうだよ。
俺と友紀は仕方ないにしろ。
2人を引き離すなよ。」


ななくんまで。



「意味がわからんな。」


「学校に来たらわかりますよ。
柚希と中畑くんは、校内で有名ですから。」


友紀まで。


「有名?」


「はい。
ラブラブで誰も邪魔できないって、校内で公認カップルなんです。」


友紀、照れるから。


てか、みんな公認?


ラスボスは、両親とおじさんね。