「ちょっと、なにやってんの?」


小声で他の人に気づかれないよう、瑞己をつっつく。


「日頃のお礼★」

瑞己がニヤリと笑った。
あ~、この顔、絶対なんか企んでる!!



「いえーい、肉焼けたー♪」


ご機嫌なアッキー。
瑞己が細工しているとも知らず、タレをたっぷりつけ、大きく1口。

口に入れた瞬間…。

「うえっ!!辛い!!なんだよこれ!!」


叫び、水をガブガブ飲む。
アッキーの突然の叫び声にみんな驚くなか、1人笑いをこらえている瑞己。
笑っているの見つかったら、ヤバいんじゃないの!?

なんて私1人ハラハラしてたら、すぐにしれっとした顔に戻って、


「アッキーくん、ゴメン。その皿、俺んだと勘違いしてた。」


「はぁ!?オマエなにすんだよ!!」