気付けばもう定時。 今日もまたお昼を抜かしてしまった。 「須崎さん、終わりました?」 「あぁ、帰るか」 まだ残っている社員の方に挨拶をして帰る。 廊下を歩いていると前方から福田さんが歩いてきた。 「あ、須崎さん!もうあがりですか?」 「あぁ」 「そうですか、お疲れ様でした!」 そう言うと福田さんはちらっと私を睨みつけ通り過ぎた。