実の弟に恋をしました。






時間は無情にも過ぎて、いつの間にか外はすっかり暗くなっていた。



陸は、あたしの手をギュッと握りしめたまま目を閉じて、静かに時が来るのを待っているようだった。








そして。












とうとう『そのとき』は訪れた。

















───ガチャ。