「……んー、」 うっすら瞼を開けると、同時に眩しい位の光が差して、思わずギュッと目を閉じた。 ……もう、朝なんだ。 ふと、隣にいる陸を見る。 が。 「…陸?」 そこに陸の姿は無かった。 重い体を起こし、ベッドを降りる。 ひんやりと冷たい階段をひたひたと降りて、あたしは陸の姿を探した。