「…危ない!」 慌てて、千明さんがあたしの体を抱き止める。 その瞬間。 「……ッ真弥!」 ───え? ふいに聞こえてきた、懐かしい声。 あたしの大好きな声。 この声は……… そこで、あたしの意識はプツリと途切れた。 第18章 おわり