──4日前の夜。



初めて陸に抱かれて以来、あたしは変だ。


寝ても覚めても、気づけば四六時中、陸のことを考えてしまう。


いつでも陸の姿を目で追っては、一人ドキドキして。



本当にもう、あたしの心は陸で埋まってしまってる。


…陸は、どうなの?


あたしのこと、考えてくれたりする?



あたしはもう、陸なしでは居られなくなってしまったのかな……。


どんどん深みにはまって、あたしはこれからどうなっちゃうの?


足元を、言いようの無い不安が漂う。



それでもあたしは、きっと今日も陸を求めてしまうんだ。