ガラッ― 白いシーツの上に上半身裸の望夜が静かないびきをして寝ている。 一旦ドアを閉じ、胸に手を押さえる。 「おっ・・落ち着け自分・・。今、あたしは部屋に入った。でも望夜は上半身裸・・」 もう一回ドアを開け、そっと望夜に近づく。 寝てる時はカッコいいけど起きると鬼だもんなぁ・・・ 少し体を揺らし、声をかける。 「お~い、望夜さん、朝ですよぉ」 ・・・起きない。 絶対起きる気ないよね、コイツ。