翌朝目覚めると、 雪依は自分のアパートに戻っていた。 荷造りが終わっていた。 (―先生がやってくれたんだ…) 昨日のことが蘇る。 あんなにも情熱的なセックスは初めてだった。 (―先生…) そして、テーブルには 一つ、手書きの楽譜が置かれていた。