ハクバの王子

近付いてみると、どっかの修学旅行生の女だった。

同い年…か?

ちょっと幼い気もするが。


「傘も差さないで何やってんだ?変な奴」


俺は素通りしようとした。






だけど、



なんでかな。





なんかほっとけなかった。