君がタメ

サヤは話してるとこう、唐突に取り乱す時がある。
俺はサヤが真面目過ぎるが故に問題が越せないでいる事がわかっていた。

俺はサヤの頭に手を当ててなでながら

ヒロ:急がなくていいからゆっくりね。大丈夫だからさ。

するとサヤが俺の目を見つめながらゆっくり話し出した。

サヤ:ヒロ君…この前は…嬉しかったよ。…
でも、ヒロ君は私でいいの?
私なんかのどこがいいの?
ヒロ:えっとね、頑張り屋な所かなぁ。あと真面目だし可愛いし!話しが合うしさ。
うーん。でもまだこれから好きな所増えると思うし全部は言えないな!

顔を赤くしてサヤが言う

サヤ:私ももっとヒロ君を知たい。いいかな?

ヒロ:それって…OKって事…!?

サヤ:うん。よろしくお願いします。

俺は嬉しくて夕日照らす川辺でサヤをお姫様抱っこしてはしゃいだ。

サヤ:キャーちょっと!落ちるーアハハ

サヤを抱えたまま車に戻ってこの後の行動予定を考える事にした。

ヒロ:暗くなるしそろそろもどらなきゃ…サヤ疲れたでしょ


サヤ:ううん。楽しかったよ!
また来ようね!


ヒロ:そうだね!じゃ帰ろうか。

そう言って車をサヤの家の方角へ走り出した。
車内では口数は少ないけれど、繋いだ手の温もりだけで充分満たされていた。