麻生君のせいだ




何いってんだか。




それから1日中もぬけの殻だった私は生徒会もなく家に帰ろうか迷っていた



体育館の横を通った時 威勢のいい声が聞こえてきた。


「パスパス!」


「一年声出せ!」


私は吸い込まれるように体育館へと向かった



バスケ部




そこには先輩達にまざって汗を流している麻生君がいた



凄い





麻生君はとても生き生きしていて輝いていてほんとに格好良かった


な~んか悩んでた自分がバカみたい



私はキラキラ輝いている麻生君に釘付けになっていた。






私は―








麻生君が





「麻生君!はい、タオル」


麻生君にタオルを渡す可愛い女の子




誰?




私は胸が締め付けられた