「え……?」 俺は水上の手を握った。 暗くてよく見えないけど、水上は多分めちゃくちゃ驚いた顔をしていると思う。 暗闇に紛れて手ェ繋ぐなんて反則だよな。 でも、仕方ねえだろ。 ……なんか繋ぎたくなったんだから。 「こうしとけば怖くねえだろ? 俺が隣にいるから大丈夫だって! 映画楽しもうぜ! な?」 「……」 水上は何も言わなかった。 でも……その代わり、俺の手をそっと握り返してきた。 その瞬間、なぜか鼓動が速くなる俺の心臓。