部活に行かないまま、夏休みに入った。


夏休みもアキと遊びまくる予定。


『私は由美を見放したりなんかしない。一緒にいるからね…』


会う度にアキが言ってくれる言葉は、私の人生を明るく照らしてくれる。




夏休みに入り一週間…どこでどう番号を入手したのか花村から私のケータイに電話がきた。


『先輩達が全国大会に出るんだよ』


だからなんなんだ。

そりゃよかったね。

おめでとう。


これでいいか?



『舞岡も大事なバスケ部員だから…』



私から電話を一方的に切ろうとした時、花村が寂しそうに呟いた。