「よくできるね、さくらんぼ結び。」




1分でこんなに…




私なんか全くできなかったのに…




「もう一回やってみたら?簡単だよ?」




斎のその言葉に、私はさくらんぼを口に入れた。




……………。




結べない…




やっぱり難しいよ…




そんな私を見て、




「不器用だな。手伝ってやるよ。」




え…?




と、思って斎を見た時には…




「…んっ…」




だんだん深くなっていくキス。




やっと唇が離れたと思うと…




「ほら、できた。」




と、斎が笑った。




私の口の中には…




「あ…!」




結ばれたさくらんぼのへたがあった。







―さくらんぼ対決!?―
(さくらんぼみたいにこれからも仲良くやっていこうね。)






End.