「何言ってるんだよ。」 「海ちゃんに会いに行くの!!言いたいことがあるの。言わなければならないことがあるの!!」 隼人の目を見る。 きれいな、桧皮色の目。 すべてを統べるものの目。 何を考えているのだろう。 海ちゃんの目はどんなだったっけ? 「海に会いに?」 「そう。」 シャランシャラン。 沈黙を腰につけた鈴の音が引き裂く。 「俺も行く。」