あの日。
貴方は笑っていた。

あの日。
貴方は泣いていた。

あの日。
貴方は空を見ていた。

あの日。
貴方はひどく困っていた。


毎日、毎日、貴方を見ていた。

全部、全部、愛していた。


けれど、叶わずに、恋は枯れる。



どうして、手に入らないの?
どうして、振り向かないの?
どうして、私を見てくれないの?

どうして、どうして・・・。


現実に追い詰められる貴方。
現実を見ようとしない私。



想いは交差するばかりで
何も伝わらない。

伝えられない。


もし、お金で勇気という名の自信が買えたら。

もし、お金で貴方が買えたら。


そんなことばかり、考えてしまう。


私は、幸せなのに。
どうしてこんなに辛いの?
苦しいの?
この前買ったブランドのバックも。

靴も。
服も。
・・・・・・お金も。


何もいらない。


貴方が欲しい。



こんなに思っているのに。
こんなに気持ちを伝えたいのに。


どうしようもなく、私は、貴方を見る。

その度に、胸が苦しくなる。



ねぇ、神様・・・。

私を、「幸せ」にして下さい。