私の恋人は、ときどきピタリと動きを止める。 まるで電池が切れたロボットみたいに、1分間だけ、瞬きもせず、息もせず。 最初はびっくりしたけれど、今ではその1分間、彼の寝顔を見るようにじっと眺めるのが私の特等席だ。 動き出した彼は、いつも決まって慌てて私を抱きしめる。 「ごめんね、待たせて。 君を好きすぎて、ときどき世界が追いつかなくなっちゃうんだ」