彼は、午前4時にだけ、私の部屋のベランダに現れる。 優しくて、話し上手で、私の大好きなチョコレートをいつも持ってきてくれる。 ある日、ふと気になって聞いてみた。 「ねえ、どうしていつも4時なの?」 彼は私の髪を愛おしそうに撫でながら、静かに微笑んだ。 「だって僕、3時59分までは、この世界に存在していないから」